Do〜MO☆
修学旅行の決めるやつゴタゴタしすぎィ(´・ω・`)
女子ばっかやと大変やなァ(´Д`)
がんがろー・・・( ノ)´д`(ヾ)
ってなワケでバスケいってきぁーす♪(*´д)
以下某小説にUPしたもの。
晒して見る(・∀・)
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小さな猫と妹とひまわりを持つ
(C) 一之瀬
愛するものが死ぬということは、一体どういうことなのだろう。
そして、
僕は本当にソレを愛していたのだろうか。
「お兄ちゃん、タマが死んじゃった。」
「死んだ?」
「うん、動かないの。」
クーラーが壊れた。
体の水分が全て溶け出してしまったのかと思う。
汗ばんだ体が気持ち悪い。
よって、僕は不機嫌だった。
「埋めとけば。」
泣くなって。煩いなあ。
妹がぎゃあぎゃあと泣く中、僕はあと何日で夏休みが終わってしまうのか、と思った。
早くクーラーを直してもらわないと、僕も壊れそうだ。
仰向けにフローリングの床に寝転んだ僕はテレビを見ていた。
「うえぇえ。タマぁあ。」
「美咲、タマは天国に行ったのよ。」
天国なんてあるのかよ。
なだめる様に、甘ったるい声を出して、妹を撫でる母をチラリと見て僕は思った。
天国地獄とかいうけれど、実際見たことないわけだし、そんな根拠の無い夢を話したところで死んだことには変わりない。
僕は再びテレビへと視線を戻す。
海の家の紹介なんたらという番組で、イカ焼きや、焼きそばが出てくる。
思わず、腹が鳴りそうだ。
後ろじゃ、変わらず、妹が泣き声をあげている。
そもそも、タマとはどんなやつだっただろうか。
「勇人。一緒に埋めてきてあげて。」
「めんどい。」
「そんな事言わないで。500円あげるから。」
「…わかったよ。」
僕はワンコインで思考を変えた。…なんて安っぽい人間だ。
しかし、結局世の中金だ。
たった500円、されど500円。
母から硬貨をひとつ手に取ると、泣き蹲っていた妹を立ち起こす。
「うぇ、ぇえ。」
ぼろぼろと雫が垂れ、目は真っ赤。
この暑い中よく枯れないものだと、ちょこっと驚いた。
「ほら、いくぞ。」
妹が抱きかかえていたダンボールを手に声をかける。
のそりのそりと足を進める。
「遅えよ。早くしろ。」
こんな顔をしていただろうか。
僕は手にしたダンボールを覗いて思った。
「お兄ちゃん、丘の上がいい。」
おいおい、服が伸びるだろ。
ここら辺で、丘の上って言ったらバスに乗っていかなきゃならない。
「…めんどい。」
ちょっと持ってろ、と妹にダンボールを押し付けると部屋に入り、財布を掴む。
玄関からだと、母の居る居間よりも自部屋のほうが近かったからだ。
もう一つの理由はあとで割り増しして母に電車賃を請求できるからだった。
「いくぞ。」
「うん。」
パステルカラーのピンクのスニーカーを履いて、ダンボールの箱を落とさないよう堅く握り締めて妹は返事をした。
僕は、いってくる、と一言いうと玄関のドアを閉めた。
「お兄ちゃん、タマ死んじゃった。」
…暑い。
日光が容赦なく降り注ぐ。
さながら外はオーブントースターだ。
「そうだな。」
「何で死んじゃったの?」
ソレさっきも母さんに聞いてただろ、と思った。
何度説明すれば分かるのか、と少し苛立ちを覚えたが、まだ年端もいかぬ妹だ。
分かるはずも無い。(僕もまだ中2だけどさ)
「…さあな。」
実際本当のことは知らなかった。
恐らく熱射病だろうが、わざわざ教えてやることもないだろう。
なにより説明するのが面倒だ。
それから僕たちは2人でバスに乗り、結構見晴らしの良い丘へ埋めてやった。
途中で摘んだ向日葵と、拾った朝顔の種も蒔いてきた。
お花がたくさんでさびしくないねっ、と妹は笑って帰った。
「おはよ…。」
次の日、僕は何故か朝早くに眼が覚めた。
妹と母は未だ寝ている。
なんたってまだ朝の5時だ。
夏休みには早すぎる起床時間だった。
ふと、違和感を覚えた。
何か足りない。
ああ、そうか。
愛するものが死ぬということは、日常が日常でなくなってしまうことなんだ。
いつも起きてきたら、足に纏わり付く猫はもう居ない。
帰ってきたら、一声鳴いて迎えに来てくれる猫はもう居ない。
なんとも言えない感情が胸の辺りで廻った。
昨日とはまったく違った感情が僕の胸の辺りでぐるぐると廻った。
日常が日常でなくなってしまったことが、どうしようもなく悲しくて。
ひとつの存在が無に消えてしまったことが哀しかった。
けれど、
愛するものが死んだこの日常が、
これからの、
日常と化していくのだろうと。
暑い日差しの中、アイスの棒を咥えながら、前と同じ様に向日葵を手にバスを待つ僕は思った。
